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■ 帆船あこがれ乗船記(2) |
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双眼鏡を首からぶらさげて見張り当直中のヤスさん。指宿沖で撮影。家では家事は奥さんにまかせっきりというヤスさんだが船ではそうはいかない。炊事の手伝いや掃除の当番も回ってくる。高い所が好きでもないのに、なぜ乗船したのか聞き忘れたが、けっこう楽しんでいた。 |
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スターンの甲板はくつろぎの場所だ。手が空いた乗組員やトレーニーがなんとなく集まってくる。左端は次席3等航海士のサンちゃん。一番下っ端の航海士なので、パシリのように使われていたが嫌な顔一つせず動いていた。その右側はトレーニーのオッチー。実家がケーキ屋をしている。1等航海士アキさん「安うてええから一日働かせてもらえんかな、ケーキつくってみたいわ。」あこがれで世界一周したアキさんも海の生活にマンネリ気味らしい。 |
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開聞岳、薩摩富士とも呼ばれる。日向灘から鹿児島沖まで北よりの風に恵まれオーバーナイトで帆走した。5ノット前後のスピードで快調に走った。 |
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錦江湾で50頭以上のイルカの群れに遭遇。 |
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定期船とちがって、イルカにあわせて走ったりできるのもセールトレーニングの魅力の一つだ。 日向灘では獅子座流星群の天体ショーをたっぷりと見ることもできた。 |
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女心の残り火は 燃えて身を焼く桜島 ここは鹿児島 旅路の果てか 11月20日夕、桜島沖に投錨。 さよならパーティで川柳大会。炊事当番で忙しいなか、一句ひねる。 「真南に 見える赤灯 種子島」 この日、未明の当直中に種子島の灯台が見えていた。 |
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左からツネさん(77才)、筆者、ヨシさん、ヤスさん。ツネさんもマストに登った。一般を対象にしたセールトレーニングは日本では始まったばかりだ。慣れない船上生活やヨットより複雑なセールの仕組みなどにとまどうことは多いが、やっているうちに要領がわかってきて楽しくなる。今回は半数以上が経験者やリピーターでファンが増えつつあるのは事実だ。しかし、まだまだその魅力を知っているのは一部の人達だけだ。 |
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帆船はヨットの先祖だから、役に立つことが多い。セールアップ、ダウンする時の合図の仕方、プロの航海士の仕事ぶり、当直の方法など、とくにクルーと共にセーリングする人にはチームワークを学ぶ点で役立つことが多々ある。また、一般の人達にとって、かけ離れたものであるセーリングというものの魅力を知らせることにも貢献しそうな気がする。しかし、海洋民族ではない日本人の間で、どれだけセールトレーニングが一般化するのか、それはまだ未知数だ。 |
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