|
■ new SALAKU レストア整備日誌(2) ■ |
'02年7月4日
![]() |
6月上旬は真夏のような暑さだった。関西地方が梅雨入りした11日まで連日のカンカン照り。7日に下架してから岸やん(フリーダムマリン・岸本氏)が他の仕事にかかり始めて来なくなったので、桟橋上にほんの少しだけある日陰に一人座り込んでウィンチ分解とグリスアップをシコシコやっていた。 |
![]() |
油が切れてホコリと塩でコテコテになっていたウィンチも 灯油につけてからグリスをつけてやれば、カチカチとラチェットや歯車があたる軽快な音を聞かせてくれるようになった。 |
![]() |
JCIご用達メーカー、桜マークのライフラフト。5人乗り、約40万円。イパーブは18万円。JCI・日本小型船舶検査機構の遠洋航海許可基準が要求する金額の一部だ。 少しでも節約したいむきには旧デンカン(総合通信局)の免許取得を自分でやれば5千円ですむ、業者にまかせると4万円なり。 |
![]() |
マストを立ててからの作業になってしまったインナーフォアステイ取り付け。岸ヤンが書いた図面どおりに鉄工所の職人がステンレス部品をつくる。マストの内側に部品を入れこんで外側からリベットで固定する。 デッキのターンバックルには回しやすいようにハンドルをつけた。 |
![]() |
エンジンカバー兼机。センターエンジンなのでこういう物があった。60〜70キロあるうえ、大きすぎて外へ運び出すこともできないしろものだったが、ついに切断される運命になった。電動鋸で切っているのは28fのヨット・エオリアで単独無寄港世界一周を達成した立尾さん。 作業進行の遅れを見て「おれがやってやる」と週末の1日半を使ってくれた。職人だけにやり始めたら速い。 |
![]() |
アングルとコンパネを使って軽いものができた。これで船内が少しはすっきりした。このあたりのヨットオーナーには職人が多いのが特長だ。かなりの物まで自分達で作ってしまう。曲がっていたスタンションに熱をくわえて真っ直ぐにしてくれたのは鉄工所経営のゴールデンアロー・オーナー、徳弘さんだった。どれくらい作業が進んだのか、と聞かれても答えづらい。果てしのない作業が延々と続いていくように感じられたこともある。しかし、海に出るためにこんな作業をしているのだ。しっかりしたヨットにして、なるべく早く海を走る。今の目標はこれだけだ。 |