長崎ペンギン水族館自然体験ゾーン

2002年07月の状況(開園1年3か月後)

写真撮影 2002年07月14日

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夏の小動物(付 棚田の側面写真)  
ヒメガマの花が目立つ棚田.中央の段では田植えが行なわれた.

棚田

4月からの毎月の変化(定点写真)

 6月23日に中央の段で田植えが行なわれました.手前のほうではヒメガマの雌花(茶色いソーセージ形をしている)が目立ちます.奥のほうではガマ類の根元でヒルムシロが順調に増え,水面を覆い始めています.

 密生したガマ類は強い日差しをさえぎって,水温の上昇を抑制し,さらに紫外線を遮断するので,両生類の生息に適した環境を形成します(ヌマガエルアマガエルの定着が確認されました).

 昨年夏は棚田全面がコナギに覆われて平面的な光景だったのに対し,今年はガマ類やイにより立体的な光景になっています.

下草が深くなった落葉樹林

落葉樹林

4月からの毎月の変化(定点写真)

 樹木の枝の伸びはだいたい終わりました.現在は幹が太っている最中です.下草は先月よりもさらに伸びて深くなってきました.画面下部4分の1を占めるやや色の薄い草はエノコログサです.その上(画面中央と右下隅との中間付近)にあるやや色の濃い草はカナムグラです.

 セミ・カメムシ・ハナムグリなど昆虫がたくさん見られます.

岸も水路も草に覆われている小川.

小川

4月からの毎月の変化(定点写真)

 岸のヨモギイネ科植物が高くなり,水路ではミゾソバなどの湿地植物が水面を覆ってきました.このような場所はカエルの生息に適しており,7月下旬にヌマガエルの定着が確認されました.

 水中ではオオタニシ・サワガニが昨年より増えているようです.

ヒシに覆い尽くされ,周囲から抽水植物が進出している池.

4月からの毎月の変化(定点写真)

 手前の池はヒシで覆い尽くされました.葉が細長く,色が濃くて,背の高い植物はコガマです.昨年から植えられていたものの,本格的に花をつけたのは今年が初めてです.右側からイネ科植物が水中に進出しています.奥のほうはクロモ・マツモ・エビモで埋め尽くされ,緑藻は栄養を奪われて衰えています.

 水生植物が繁茂したせいか,今年はメダカが豊富です.メダカの産卵場所・隠れ場所が提供され,カダヤシの捕食を受けにくいこと,水温上昇が抑制され,メダカに都合が良いためだと推定されます.昨年夏はカダヤシがメダカをほとんど駆逐したような状態で,手の施しようがありませんでした.

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制作・著作 布袋 厚 2002年