海洋少年団がやってきた ('03.07.13) BBS TOP


僕のホームページを見た友人の中に子供が海洋少年団のメンバーになっている人がいて、一度さらくに少年団を乗せてくれないかと頼まれた。こちらはだれでもウェルカムなので断るはずもなかった。

今年の梅雨は本当に梅雨らしい梅雨だ、雨ばかり降っている。いくら長崎に住んでいるからといっても、毎日雨だったではチト飽きまする。乗船予定日の7月13日も朝から空を雲が覆い、風も強かったが出航した。定員12人のさらくに8歳から11歳までの少年団が6人、親が4人、そして僕と助っ人のE君が乗り組んだ。風は西南西から10m前後吹いていた。この風向だと小江沖はさほど波が立たないのが幸いだった。

海洋少年団といっても、あまり船に乗る機会はないらしい。年に一回巡視船に乗ったり、時々カッターを漕いだりOPヨットに乗るくらいだそうだ。しかし、手旗信号(なんとレトロな響きか)やロープワークは得意だという。僕のイメージでも海洋少年団といえば手旗信号だ、「ニイタカヤマノボレ」違うか。きっと子供のころ手旗の集団演技でも見て刷り込まれてしまったのだろう。残念ながら今回はさらくから手旗信号が発せられることはなかった。

風が強いのでヒールするのはしかたがない。風上の伊王島へタックしながら向かったがなんせ人が多いのでタックのたびに移動が大変だった。中には誕生祝の腕時計が濡れるからイヤだとキャビンから出たがらない少年もいたりして可愛いものである。初めは1ポンリーフ、途中から2ポンにした。沖合いに出ると波が少し出てきて船酔いする子がいた。これはもう慣れの問題だからしかたがない。

昼休みは伊王島の港に着けてとった。この島のリゾート施設は不景気で一時休業していたが、運営する会社が変わって今月20日から再開するそうだ。

帰途、皆に交代でラット(舵輪)を持ってもらった。さらくにはドジャーやライフラフトがあって背の低い子供たちには前方が見えないから、コンパスを見ながら走ってもらうしかなかった。揺れるスターン(船尾)でコンパスばかり見ていたら船酔いするのもしかたない。追い風で 2ポンリーフしたメインだけで走ったが、この方が子供たちの力に合っていてラットを回しやすそうだった。途中から雨が降ってきたので早めに帰港した。10 時から15時までの航海だった。こちらも不慣れなので子供たちに楽しんでもらえたかどうかわからないが、少しでもヨットの雰囲気を知ってもらえて、船酔いした子にもまた来てみたいと思ってもらえたらうれしい。