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■ SALAKU・さらくが変わる(1)

'02年3月25日

旧さらく、最後のシングルハンドセーリングは1月中旬に島原半島から天草へ。これは早崎瀬戸の五通礁。
この日、初めて「負のリーウェイ」を体験した。ヨットは風上へ向かう時、少し風下へ流されながら走るのがふつうで、それをリーウェイと言う。この日は北西風で本渡から富岡へ向けて走っていた。上りのセーリングだったが瀬戸の西へ向かう速い潮流に乗ったため、風上側へ流されるという稀有な経験をした。もちろん、風と波がぶつかるので三角波だらけだったが…。(本当の負のリーウェイはアメリカズカップに出場するような特殊な形のキールをつけたヨットでないと体験できない。)
早崎瀬戸を出て富岡へ向かう。風は20ノット前後の横風で快調に走った。時々、船体に波があたって冷たい
スプレイを浴びた。富岡港に入るころには、さらに風が強まっていた。
5年前、さらくに乗り始めたころは漁港に入ってもどこにとめていいのかわからず、うろうろしただけで出てきたこともあった。近頃は、見渡してみて泊めても大丈夫そうな場所がわかるようになった。荒天のため富岡には2泊した。写真が白っぽいのは雪が降っているため。
夜はランプの灯りをながめながら、ホットウィスキーか焼酎のお湯割り。この夜飲んだのはは甑島の焼酎だった。屋久島の焼酎が美味しかったが港の酒屋が閉まっていて買って帰れず、それがいまだに心残りだ。
きついセーリングのあとのこうした時間はヨット乗りだけが知る至福の時だ。
ヤマハ・Y−30CUSH。船齢15年のこのヨットで五千マイル走った。フォアステイとジブファーラーは取り替えたが船体には問題なし。ノンストップ航海の最長距離は110マイルとコースタルスキッパーに徹した。
新しいオーナーは山口県の人。日本海側の港ということで、冬はちょっと寒いかもしれないけど、ずっと走りつづけてくれ。

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