’01年6月10日〜17日
県内の離島でありながら、距離が離れているためこれまでセーリングできなかった対馬。70キロ以上ある対馬海峡を渡らなければならない。対馬に住む友人、知人と久々に会う目的もあって、梅雨の時期ではあったが出航した。

10日10時 長崎市 小江を出航。対馬海峡を明るい時に通りたいが、 小江からでは距離がありすぎる。崎戸港に寄って時間調整する計画を立てた。
北の風、風力1、向い風のうえ松島の北に1ノットくらいの南流があり、機帆走したが崎戸まで約7時間もかかった。崎戸港は左の地図では長崎県の長という字の左下にある。風波に対してはいい港だが、
商店や一軒しかない食堂は閉まるのが早かったり昼だけの営業だったりして、食料や燃料の補給ができないわけではないが不便。
10日21時半 崎戸港出航。出航の時間は、海峡に入る時間が空がしらみ始める午前5時ごろになるよう逆算して決めた。気象台は北東の風を予報しているので平戸の西にある生月島沖を通って対馬海峡に入ることにした。予報どおりならスターボードのクローズドホールド1本で行けるはずだ。風が北よりにシフトする場合を考えれば、より東にある平戸水道を通って行ったほうがいいが、以前通ったことがあるのでやめた。
夜間なのでメインセールは1Pリーフ。平戸島の南端まではそこらじゅうに集魚灯をつけた漁船がいて、ナイターをやっているグランドの中にいるようなものだった。北の風、風力3〜4で快調に走った。
日付が変わるころ、平戸島の西側に出て針路を北へ向けた。こちら側は漁船もいなくて真っ暗だった。真向かいの風のため、セールダウンして数時間機走した。生月南端の灯台が見え始めたころ風が東よりに振れながら風力4〜5まであがってきたのでセールアップ。そのまま生月沖数マイルを北進した。島に近づきすぎると風がないブランケットに入るし、遠ざかりすぎると海峡に入ってからの上りがきつくなる。
海峡に入ったのは、計画どおり午前5時すぎ。対馬まで、あと40マイル(約70キロ)。
国境の島・対馬