ヨットが座礁、沈没
底引き網漁船を引き揚げ
巨大LNGタンカー
長崎港に10万トンクラスのタンカーが入りました。
今朝は西風が10mくらい吹いていましたが、錨泊していたタンカーが2隻のタグボートに曳かれて、長崎港へ入っていきました。新造船か、それとも検査で来た船なのか、かなりデカイ船でした。10万トンクラスではないでしょうか。空荷らしく、スクリューが海水を巻き上げるのが見えました。
自宅に置いているVHFハンディ機で、タンカーのブリッジにいるパイロットとタグボートのやり取りがよく聞こえました。これだけデカイ船ですから、かなり風の影響を受けるだろうと思います。無線のやり取りからは緊張感が伝わってきました。
たとえば、長崎港内の出島ハーバーからヨットが出航してきて港の入り口でこんな巨大船と遭遇したら、かなりビックリするでしょう。そんな時にVHFで交信を事前に聞いていたら、これは何かやっていると想像できます。こんなふうに船舶間通信を聞けるということは、危険の察知につながります。
総務省は国家試験を平日に行ったり、意味のない問題を出して受験者を困らせるようなイジワル、イヤガラセはやめて、本当にVHFを普及させたいのなら少しでも免許を取りやすくすべきです。いったいいつまで自らの利権にしがみついているつもりなのでしょうか。今年の海上特殊無線技士の国家試験は、6月9日と10月6日にありますが、両日とも水曜日です。
話しが飛びますが、手前の小島は松島と呼ばれ、このまわりは1610年に島原半島の有馬勢がポルトガル船を攻撃して沈めた海域です。包囲されて自爆したという説もありますが、海底からアンカーなどが見つかっています。
'92グアムレース遭難事故から学ぶ①
転覆、沈没した2艇の経験から、今でも学ぶことは多くあります。
去年10月から11月にかけて、八丈島沖や紀伊水道で小型漁船やヨットの海難事故が相次ぎ、5人の命が失われました。それらの事故のケースを調べるうちに、1991年の年末にスタートした第7回ジャパン・グアム ヨットレースでの遭難についても、改めて本や資料を読み直すことになりました。
2艇が転覆して沈没し、死者14人を出す結果となったこの遭難事故については、日本外洋帆走協会 NORC が1992年7月に事故報告書を作成したほか、生還者の証言をもとに本が出版され、さらに新聞社によっても本が出版されました。
これだけの犠牲者が出てしまった根本的な原因として、IOR , IMSの問題と座礁後の修理方法、つまりヨットの構造的問題があり、これらは事故報告書で詳細に報告されています。「たか」では転覆から始まってライフラフトでの長期間漂流となり、「マリンマリン」の場合は落水のあとトラブルが続いて最後にキール脱落、その結果、両艇で多くの人命が失われました。転覆さえなければ、これだけの事故につながらなかったことは確かです。
今回取り上げたいのは、遭難した2艇とも一つだけのトラブルが遭難事故を引き起こしたわけではなく、トラブルが次々に発生して負の連鎖のような形になり、犠牲を増やしてしまったという点です。どこかで、この連鎖を止めることはできなかったのか、そんな疑問が湧いてきました。自分の経験から、こうしたら事故を防ぐことができたのではないか、事故が拡大することをストップさせられたのではないか、と思われる点がいくつかあります。
遭難事故は他人事ではなく、いつ自分にふりかかってきてもおかしくはありません。自分自身の体験を振り返ってみても、これまでヒヤリとした経験が何回もあり、単に運が良くて事故に合わなかっただけかも知れません。そうした意味で、自戒の意味も込めてグアムレース事故の事例を振り返ってみたいと思います。1回目はマリンマリンのケースです。
(本稿を書くにあたって、北九州の方から絶版になって久しい「ヨットが呑まれた」(朝日新聞社)を提供していただいたほか、JSAF外洋玄海の方からは「Japan Guam ヨットレース'92海難事故に関する第一次報告書」やNORC広報誌オフショアなど貴重な資料をお借りできました。ありがとうございました。)
やぶれ傘
昨日は4月1日ということで、掲示板にバカを書いていましたが、今日はホントの話です。写真はとても性能がいい21メガ帯用アンテナで、サガ電子という会社の製品です。通称「やぶれ傘」です。これを使ってヨーロッパとも交信したことがあります。さらくではワイヤーアンテナを使うようになり、ふだんは家にしまっていますが、特別に交信したい局がある時には引っ張り出してきて使います。昨日は、長崎から南太平洋をめざし、今パラオへ向けてセーリング中のヨット・ネクストとの交信にトライしました。
無線は電離層などいろんな条件に左右され、常時確実に交信できるとは限りません。昨日はネクスト西田さんが他の局と交信していることはわかりましたが、こちらとは交信できませんでした。伝え聞いたネクストの位置は、パラオまで約1000マイルくらいのところでした。
