秘密の花園読了

 新訳が出たということで昨年6月に買ってから放置状態だった「秘密の花園」(439頁)新潮文庫をやっと読みました。著者は「小公子」「小公女」の著者としても有名なフランシス・ホジソン・バーネットです。小公女小公子は、大昔に読んだことがあります。テレビアニメにもなっていたのでご存知の方も多いと思う。件の作品も小中学校時代に読んだことがある人多数かもしれません。私は、初めて読みました。

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 この作品が発表されたのは1911年(明治44年)イギリスがまだインドを統治していた時代の話で現代では考えられないような時代背景で馴染めない部分もあると思われます。それはともかくインドで両親を病気で亡くしイギリスヨークシャー地方に住む叔父さんの屋敷に引き取られた十歳になる女の子メアリと同い年のいとこのコリン(二人とも陰湿で痩せて不健康だった)が「秘密の花園」の手入れを使用人マーサの弟ディコンの指導ではじめたことで明るく元気に成長するという話。その使用人の母親の登場は少ないけれどもかなり重要な登場人物。屋敷の老庭師のベン・ウェザースタッフの子供との接し方もいいと思う。恵まれた環境の子供の話ではあるけれども小公女、小公子より話の内容は好きです。

 話の中に、いろいろな動植物の名前が出てきます。よく知らない植物多数。そんことで秘密の花園に登場した動物や植物を紹介する本がありそうな気がする。あったら楽しく読めそうです。スノードロップが群生しているヨークシャーのムーア(荒野)の風景観たくなりました・

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