暖かや蘂に蝋塗る造り花/芥川龍之介

 長崎くんちの傘鉾や山車の飾りに蝋が塗られた紅葉とか花があったりする。とろりとした質感で綺麗だ。昔の造花は、艶を出すために蝋が塗られていたのだろう。現代の造花は、そのほとんどが化学合成樹脂で作られていてけっこう精巧だと思うけれども少々の気温上昇くらいでは熔けたりしない。今朝は、未明に雨が降って出勤するころには、生温かくて手袋が蒸し蒸しして我慢がならず途中外してしまった。上着も一枚脱いだ。また明日から寒くなるらしい。

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SONY DSC-RX100M5手持ち夜景撮影モードで長崎港の夜景撮影

今日の写真は12枚

 まだまばらではあるけれどもオオイヌノフグリとよく遭遇するようになった。もう少し本格的に温かくなると青い大星団になっていると思う。よくなんでこんな名前を付けてしまったのかと言われる花だ。ヨーロッパ原産の外来種で学名はVeronica persicaといいベロニカとはゴルゴタに向かうキリストの汗をハンカチでふき取った聖女の名前らしい。それが関係あるのかないのかようわかりません。青は尊い色ではあるようです。日本種のイヌノフグリは、このオオイヌノフグリやタチイヌノブリのような外来種に駆逐されてしまって絶滅寸前らしいです。和名の別名に「星の瞳」というのがあってぴったりだと思うけれども中々広まらないようですね。

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 昼には、晴れたので職場周辺を徘徊した。艶のある濃ゆい緑の葉が繁っている中に真っ赤な花を咲かせるヤブツバキはとても美しいと思うので頻繁に撮影している。けれども鳥が啄んでしまって蘂が欠けてしまっているものが多い。開花直後のものを見つけないと完全な状態の花が撮影できない。完全な状態のものは、暗いところが多くて撮影が難しい。

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