木から木へ火をつけまはる油蝉/小川朋久

 自宅は、山に囲まれた谷底に在り早朝から蝉の大合唱に起こされる。合唱ではないただの大騒音、何の調和も感じられない。特にクマゼミとアブラゼミは暑苦しい。一本の木に何匹いるのか判らないけれどもたとえばそれが一匹だとしても木の数分だけ居るとしたらとんでもない数になる。その総数は多分想像より多いと思う。成虫の寿命は短いと言われているが案外しぶとくま生きている個体もいると言う。そもそも雌と交わるまで死ねない。めでだく成就できたらそのまま昇天しているのではないだろうか。毎年少しも減っているように感じないので生存戦略に長けているように思う。
 この時期東京に行くとミンミンゼミが多い。ミーンミーンミーンミ~~~ン、なかなかその音源主をみつけることができないけれども確かに居て生で聴ける。アニメやTVドラマ映画の効果音くらいでしか聞いたことがない九州の田舎者には新鮮に感じるのです。夏の東京はミンミンゼミなのです。

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