まぶた重き仏を見たり深き春/細見綾子

 今日になって先週の金曜日に自宅から持ち出した写真撮影用の一脚のことを思い出した。のんだくれてヘロヘロ午前帰宅になったあの日のことです。今日の今日まで思い出さなかった。そんなことであれをちゃんと持ち帰った記憶が無い。あんな状態で何処かに置き忘れていたのではないかと急に不安になってしまった。あぁまたやっちまったよお。あんなことやこんなことが頭の中で渦巻いてしまった。

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 結局帰宅するなり探すというほどもなくコロンとそれはフローリングの隅に横たわっていた。結局あれを一回も使うことがなかったので持ち出していたことをすっかり忘れてしまっていたようだ。若い頃は、酒呑んで酔っ払っていろいろすっかり忘れてしまうなんてことが信じられなかったけれども。それが近年、忘れないでいられことが信じられなくなってしまった。迷惑な話である。他人に迷惑を掛けて生きて行ける幸せ者とも思うけれども。

20170-04-16 撮影 5枚

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2017-04-14撮影 18枚

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