うすうすと色を重ねて山笑ふ/稲畑汀子

 様々な木々の若葉が萌え始めたばかりの山肌は、もこもこ膨らんでいるいるように見えてしかも距離が縮まっているように感じる。木の種類によってその若葉の色が違うので斑(まだら)模様になっている。こんなにいろいろな種類の木があったことにも気付かされる。空の色といい、山肌の色といい、若葉の香りする空気といい何かいいことがありそうな気になってしまう季節なのである。そのもこもこと若葉萌えるあたりがこそばゆくて笑っている山の声まで聞こえるとそれは愉快ではないだろうか。それは、怖いかな。

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帰宅途中イノシシに遇ってびっくりした。

 自宅は、山に囲まれていてイノシシやタヌキそれにサルが棲息している。他の獣もきっといる。昨年末からご近所の庭がイノシシに荒らされている事をよく耳にしていた。夜中になると近所の畑方向から獣の声が聞こえていたりもしてあれはイノシシではないかと話していた。母は早朝ウォーキングしているのだけれどその途中遭遇したとも言っていた。そしてとうとう私は、本日20時前後帰宅途中自宅近くで遭遇してしまったのです。最初は、変わった尻尾した野放しの犬かと思って自転車から降りてその行方を覗いてみたのです。そしたらなんと見慣れない鼻先が突き出た頭で牙まであるヤバそうなヤツが視線の先にいたのです。体長1mはありそうな体躯。そいつがダダダと階段を駆け登って迫ってくるではありませんか。あんなのが突っ込んできたら痛いだけで済みそうにない感じです。ここで逃げたら追いかけられるのではないかと思い私はフリーズです。ですがヤツもびっくりして、どうしていいかわからなくなったようで支離滅裂に近くをとにかく走り回っていた。車道にも飛び出て走ったりしていたのでその時通った車の人もビックリしたことと思います。結局ヤツは私の近くまで戻ってきて暫し対峙してしまった。うわ!怖い!と思ったらヤツは、別の逃げ場をみつけて走り去り姿が見えなくなってしまいました。特に落ちはありません。吃驚仰天して心臓バクバクになってしまった話でした。

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