時を刻む キチキチキチと髪切虫/伊丹哲子

 ゴマダラカミキリをみつけた。捕獲した。風貌は怖いけれどもプレデターではない。樹木の皮を好んで食べる。人間にとってミカンの木などを喰い荒らす悪いヤツである。だから捕獲したわけではない。悪の親玉ダースベーダーみたいな頭部と全身武装をじっくり撮影するためだ。じっと捕まっている訳もなく鋏んだ指の間だでキチキチキチというよりは、ギイギイギイと音をさせてジタバタもがいていた。ニッパーみたいな口に咬まれると髪の毛が切れてしまうからカミキリ虫という名前なのです。そのニッパー口で指を咬もうとして頭を動かしている時にこんな音がしている。子供の頃咬まれた事があるけれどもそれはそれは痛いのであります。
 ところで複眼ですがトンボのそれと比較するとそんなに大きいわけでもないのにはっきり複眼の様子が分かる。一つの眼が大きいように思われる。CCD撮影素子に喩えるならば一つの素子が大きくその数か少ないように思われる。かなり粗い視覚情報になっているのではないだろうかと想像。体長を超えるような長い触角でどのような情報探索してるいのか判らないけれどもカミキリ虫にとって視覚情報はさほど重要ではないのだろうか。

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写真は14枚あります。

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