山里や雪かしこき臼の音／蕪村

2018-01-11

　10日の夜から雪が降っていて一夜明けた翌朝、自宅周辺が雪国みたいになってしまっていた。さてどうやってここから抜けて出勤したものかと思っていたところに自宅待機の連絡が来た。少しばかり自宅周辺をうろうろ。雪を踏みしめるとギュギュギュとあの音がする。足裏にも振動を感じる。こんな寒い状況でのあの音だから似たような音を聴くとズンとした寒気を感じるのかもしれない。あまり長い時間外にいなかったけれども自宅に戻る途中みごとに滑って尻餅突いてしまい意気消沈。『痛かったぁ、冷たかったぁ』そんなことでずっと自宅に籠もってMOONLIGHT MILEという2007年に発表された近未来ＳＦアニメをずっと鑑賞していた。この日のテレビニュースを観ていたらやたらと「長崎市が積雪ですごいことになっている。」というのが多かった。ローカル局ばかりか全国ニュースにまでなっていた。こんなに雪が積もっていたのはどうやら長崎市限定だったらしい。

2018-01-12

　前日と状況が変わっているように思えなかったけれども取り敢えずいつもと同じマウンテンバイクに乗って出勤。自宅から少しだけ登ったところに下り坂で側溝に軽バン営業車がはまって乗り捨てられていた。そのまま坂を登ってバス通りに出た。スリップはしなかった。そのバス通りの下り始めたら昇り車線に昨日乗り捨てられたものと思われるけっこうな台数の車が並んでいた。そこを抜けてからまだ雪が積もっていることがあったけれども問題なく走ることができた。蛍茶屋から登って新日見トンネルを抜けたら雪の量が減ってしまい大して影響がなかったように見えた。職場に到着して状況を訊いてみたら雪が積もって大変なことになっていたのは長崎市内盆地内側だけだったようだ。職場から真っ白な雲仙の頂が見えていた。